子供の言う『すごい昔』
その計り知れない規模からすると、
私の時間など、
ほんの一瞬の出来事。
しかし、その一瞬は、
深く、喜怒哀楽あり、
当人にとっては、大きなもの。
大人の僕からすると、
子供の言う
『すごい昔』…なんてさ、『この前』
だけど、すごい昔なんだと。
本人にとっては、
大変な事を経験してきた時間が、
それまでの全人生の中での、
パーセンテージは大きい。
すごい昔は、すごい昔として、
話を聞いて行くことが、
子供に対する真摯な姿勢だと思う。
1人1人、相手の立場に立って…。
ラジオでも、話し手として、
気をつけている部分だが、
一方で、聞き手であるリスナーが、
そうでない場合とある。
勝手に、全てを、自分の世界の価値観のみに置き換えて、全力で批判してこられる場合も。
いやいや、そう言うコト言ってるんじゃなくてさぁ〜…と言いたくなってしまう場合だってある。
争点が違っていたり、
はたまた、例え話に噛みつかれても、
それは、皮肉での言葉…だと言うコト、
わかってくれないかなぁ…などなど。
同じことを言ってるのに、皮肉に噛みつかれて、同じ意識と思いなのに、
なんで〜!!
となったり。
さ、言葉の『すごい昔』
に、全力で
『それは去年の事で1年も経ってないよ!』
は、それこそ、大人気ない。
5歳の子が言ってりゃ、
人生の5分の1の時間ほど前。
我々からすりゃ、10年前は、
十分に昔じゃないか。
相手の立場に立って、
言葉を理解すること、
それが出来てこそ、
オトナです。
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