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2017/06/26

日産 セレナ プロパイロット インプレッション

今回の文化放送キニナル、カーインプレッションは

日産セレナ、プロパイロット。

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このクルマのドアを開けて、運転席に体をまかせると、

まずはじめに驚くのは、その視界の新しさ。

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もう見切りがいいとか言う言葉を通り越して、
目の前には広大なスクリーンが広がっているよう。
メーターがハンドルの上にあるのは、プジョーのそれのよう。


そこに驚くのだが、エンジンスタートスイッチを押して、
いざアクセルを踏み込むと、車体の重さを第一に感じる。

エンジン音は、僕らの感性の中にある感覚以上に回転する。空回りしているかのような錯覚に。まあCVTならではの特性なのかもしれない。

でも、僕自身のセレナの方が普通の感性に近いかもしれない。

この進まなさはなに??ECOモードになっているかと思ったら、そうではなかった。

イメージ的なものとして、エンジンが無用に回転しているように感じてしまって、心理的にはECOではないかなと。

 

そしてほんとに進まない。ゆえにアクセルをさらに踏み込むと、グゥンと進みすぎてしまう。

そして一気にアクセルをゆるめるような動作をとってしまう。

 

まあ、このあたりは慣れの問題なんだろうかな。

 

でも、人間に近い感覚の味付けはして欲しいかも。

 

さてさて、このクルマの売りは、なんといってもプロパイロット。

 

これがどんなものかを、どんな機能を有しているものなのかを把握せねばと。

 

ただ、その作業、作動条件の把握の方がめんどくさい。

ならば、今までどおり、自分で運転するよ!となる。

 

ボルボは、いちいち名前をつけてアピールしない。

運転してみたら、確実にサポートされていることに後から気付く。

そのサポート感が、完璧なのです。

 

なにも知らずに運転しても、何かを意識することなく運転しても、ちゃんと支えてくれている。

頼もしいじゃーないですか。

 

それがプロパイロットの場合は、作動条件を確認しておかなきゃいけない。これ、かなりしっかりと頭に叩き込まなきゃイケない。

そして味付け、アダプティブクルーズコントロール、不安になります。

ちゃんとブレーキが人間らしい感覚で作動してくれるかって言うと、そうではない。

 

さらに、前を走っている車に近づいて、ブレーキがかかって減速した後、引き離されると、すっごく時間がかかって、アクセルオンになる。なんなら、そのまんま停止しちゃうんじゃないかって、感じるくらい。高速でも、後続車がいないから良かったものの、38キロまで減速。引き離される引き離される...。思わず、自分でアクセル踏んで加速。

 

はっきりいって、後続車に迷惑な運転。

もし、僕がこのクルマの後ろを走っていたとするならば、

明らかに嫌がらせされていると感じることだろう。

 

プロパイロットで走っていても、オフにすること、間違いない。

 

リアリティのない、周りのクルマにすっごく不愉快な運転してくれちゃう。

 

このプロパイロットのクルマが増えたら、渋滞が頻発するだろうなと思った。

 

幅広い価値観を評論出来る自動車評論家の小沢コージさんも、セレナの評論でおっしゃっていたが、

こういう安全先進装備は『出来る』のか

『使える』のかの違いがメーカーによって差異があると。

 

日産は、『出来る』ことを全面に出してきているが、それは『使える』とイコールではないと思った。

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このあたりの機能に関する思想だとかって、

飛行機の世界では、Boeingとエアバスとで思考、思想が違って、それを理解しないパイロットによって、エアバスでは事故が起きたり...。

 

ちょっと日産のプロパイロットは、僕からするとエアバス的で、そもそも機能を理解する事、そして今、リアルタイムに何の機能が生きていて、何が環境の変化で突然解除されマニュアルになるかの傾向を掴んで運転しなきゃいけない。


いきなりハンドルのサポートが解除されたり、自分でフラフラ走行した挙句、左カーブとかで同一車線内で、ダッチロール。もうどうしたら良いかわかんなくなっちゃって、いきなり解除・・・とかね。けっこう無責任。


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プロパイロット、僕はいい感触、いやスタッフも含めて、なかったです。

 

さてその上で移動空間としての日産セレナを考えてみると、非常に同乗者からは評判が良い。

 

つまり後ろの席で移動している分には、とても快適な空間が提供されているわけ。

 

しかしながらドライバーズシートに身を委ねた場合、アクセルの反応もゆっくりで、そして視界はハンドルの上に速度計などが位置しており、プジョーのように広がってはいるが、運転していて楽しいと思うような事はあまりなかった。

 

これが正直なところで。

 

しかしアクセル操作に対してゆっくり動き出すと言うのは、一緒に乗っているみんなからは、『なめらかな運転!と言うことができて、この車で車酔いするような事はないと思った。後席の評判はすごぶる良い!

 

もしかすると、世間に対して『とてもいいお父さんをしています』と言うアピールはこの車では存分にアピールできるかもしれない。

 

だけど、だけど、あまり「運転したい」と言う欲求をかきたててくれないから、家族の中での評判は果たしてどうなることやら…。

 

パジェロと比較してしまった場合、

パジェロの場合はアクティブなお父さんになれる。

家族をアクティブな日常に連れて行けるお父さんになれる。


だけどもこの車の場合は近所への買い物などで活躍するお父さんに留まる・・・

感覚かもしれない。


まさに『牙を抜かれた男たちへ、そのままの優しさであり続けるための車』との表現が似合うかもしれない。

 

一方この車を仕事場に行くにあたって使ったとしても、オトコとしての華がない。つまるところ、攻めの姿勢の男には向かないかももと...。

 

しかし現状にとても満足しておりそこに永住していたいと思うような環境であれば、この車は選択肢としていいのかもしれない。

 

何を隠そう、僕もC 24セレナに乗っている身ではあるが、その世代のセレナの方がアクティブ感がある。キビキビ走ってくれるし、燃費も新型ほど悪くはない。

アクティブ感で言ったら、僕のはかなりアウトドア。


僕の場合は完全に自転車のトランスポートカーとして大活躍もしている。

それだけアクティブな雰囲気を醸し出すことができている。


しかし、この現行セレナにはキャリアが似合わないと言う一面がある。

 

それだけデザインが完成されたものだということもできるが、遊び心が少ないというのが僕にとっての難点ではある。

 

少なくとも僕ならば、この金額の買い物するなら、何とかローンを頑張ってエルグランドにするのではないだろうか。

 

エルグランドは、ドアを開く度に、運転することに楽しみという期待感を抱かせてくれたから。

 

少なくとも、文化放送ならば、竹内アナには絶対似合わない一台だ。

もちろん、ジローラモさんにも似合わない。(笑)

 

世間から『いいお父さん』と言う見られ方したい方、いかがでしょう!!

 

 

 

 

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