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2016/03/19

人を売る仕事

人を売る仕事
僕が幼い頃から母に教えられてきたことで、
とにかく意識に強く残っているのは、
表方の仕事では、
『迎合と求められていることに応えることの違い』の認識を
しっかりとすること…だった。

まあ、これは実質的にはどんな仕事にも言えること。

それを把握しなければ、
魅力ではなく、違ったものが伝わってしまうということ。

これは、俳優をマネジメントしてきてきた母親だからこその言葉だったのだと思う。

ただ、その全てを『表方』にのみ求めてしまうと、
かなりの負担になるので、
事務所の機能としての、一側面として重要なことなのだとも。

人を商品として扱うときには、
そこに、乗っかってしまうのみの事務所もあれば、
ちゃんとプロデュースができる事務所もある。

その『プロデュース力』にフィーを支払ってこそ、表方は納得がいくもの。
クライアントだってそうだろう。

そのプロデュース力にも、求められていることに『応える力』なのか、
それとも、『迎合するだけの、売り込み』なのかも違いがある。

単なる取り継ぎ作業のみをして、
それを『事務所機能』と認識されても違うし…。

それだけだと、単に表方、出演者に乗っかってるだけ。

同じ様なことが、現場でも繰り返される。

その時に、事務所レベルで迎合しつつ、現場は期待に応えてしまっていた状況の繰り返
しで、
一個人が見事なまでに一人歩きしてしまう場合もある。
ちょっと最近話題になってしまってるケースは、これだと思う。

そこで、

事務所はベストの仕事をしたのか、
はたまた、出演者もベストの仕事をこなせたのか?

これは、両方の側面を担当する僕の現状から考えた場合、
今だからこそ、見えてきているものも多い。
この立ち位置に感謝する今日だった。

そこに、自分への反省も生まれたりするわけです。

例えば、
放送局に行く。
その時に、自分がスタジオ外でどの様に存在していられるのか?
これは、自分だけの力ではなく、
受け入れてくれてる放送局のスタンスと雰囲気作り、
そこに感謝する僕だったりしている。
『このステーションのファミリー』
なんて言ってくれて紹介してくれたり、

生放送中に飛び入り参加さしてくれちゃったり…。

僕がお世話になっている放送局の幾つかの中で、
やはり、『利用してやろう』だけのスタンスの局もあれば、
『この人の魅力を発揮させちゃおう!』というスタンスでコンテンツが生まれる場合と
がある。

これは、局だけでなく、実際に番組作りをする制作会社だったり、
現場のスタンスにも違いが出る。

今日はそれを実感もした。

大野勢太郎さんが、
場の空気から、話の回しまで、細かに、そのくせ大胆に気を遣ってると見せないながら

『配慮』だったりね。

一方、現場で問題があった様に言われる場合に、
真意を汲み、守ってくれるプロデューサーだったり。

厳しいことを言われても、
納得できる環境と、それまでの付き合い。
それがちゃんと構築されてるか否か。

方や、こちらから挨拶しても、
全く挨拶できない人が多い集団…局も。

小学校でも挨拶は教わるのに、
それができていなくて、情けなく感じてしまう僕がいる。

こういう環境で、ラジオが生まれるって、なんか…否、なんかでなく、違う。

幅広く話が広がってしまったが、
基本的には一つのことがベースのお話。

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