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2010/03/14

人間がお金に支配され始めた

昨夜、NHK、追跡AtoZで

『薬の2010年問題』

というのを初めて知った。

ジェネリック医薬品の普及は、

それはそれで歓迎すべき事と思っていた。

しかし、開発した企業、製薬会社からすると、

特許が切れて以降は、劇的に収入が減ると言うことに。

確かにそうだ。

今までの僕の中では、

「特許が切れるまでに十分儲けたから、いいのでは?」

なんて勝手な事、思っていたのだが、

特許で得た収入は、製薬会社が豊かになるための収入ではなく、

次世代の薬や、儲からない薬を作るための開発費に、

そのほとんどが、今まではなっていたということ。

今年、多くの種類の、これまで人の命を救ってきた薬の特許が切れると言う。

そこで、今まで『開発していた側の大きな製薬会社』が、

研究開発費を削減するしかなくなっていると言う現場の声。

希少疾病、つまり患者の少ない病のための薬は、

使う人数、つまり患者が少ないから、売れる数もそこそこ。

つまり、製品化しても、会社は赤字になる。

それでも今までは、他の薬の利益をそこにまわして、

大手製薬会社は、研究開発してきて、製品化もしてきていたが、

これからはできなくなると言う。

ジェネリック医薬品によって、

多くの患者が経済的には救われることも現実だけど、

その代償もある。

研究者や、そこから発見者がいて、開発できて、

その上で、薬を製品化したくても、

売れる数が少ないから、製品化できない薬が、その代償になる。

現場では、研究者が本気で、希少疾病にも取り組んでいても、

企業は、それを製品化できない社会。

お金に人間が逆らえなくなってきているのか。

薬の2010年問題、

誰かが、解決の糸口を見つけるのは、いつのことだろうか。

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コメント

この放送後くらいにタイミング良く、TBSで若年性アルツハイマーについて取り上げられてました。NHKでは、ゲストのタレントさんの実生活の現状も話題に触れられていて・・。
この二つの番組の偶然の流れにせつなくなりました。
ひとすじの光でもいいから射してほしいです。

投稿: くれお | 2010/03/14 07:59

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