11月に入って、秋はよりいっそう深まり、
僕は、雪とも遭遇する事ができた。
11月の頭の三日間は、那須だった。
11月も挙式が多いものなのだなと。
所属する写真事務所の仕事をさせていただいた。
というわけで、ブログの更新が遅れてすみません。
どれもが素敵な新郎新婦だったけど、
三日間のうち、僕の印象に残ったのは、11月2日。
加藤さんと窪寺さんのカップル。
悪天候の中での撮影。
挙式ではなくて、撮影だけの仕事。
朝から雨が降り始め、ところどころ雪だ。
オフィスを出発した全員が乗り込んでいる車の中では、今日の撮影をどうするかが、
とにかく問題を克服するための話題だった。
現地到着してからも、師匠は、雨でも大丈夫なロケーションを歩き回って探していた。
師匠が、本日のお客さまの新郎新婦に挨拶に行って、
天候は悪いにもかかわらず、「今日はいいぞー」と。
新郎新婦の雰囲気によって、レンズ越しに僕らの気持ちも上がったり下がったりする事もある。
撮影には一定の安定した気持ちで臨むわけだけど、
そこにテンションを持って行く労力が必要とされるか、そうでないかによって、
実質的な労力は必然と変わるわけで、その分の労力が何処に向かうかも問題だ。
「今日はいいぞー」師匠のその言葉で、今日は枚数が増える事を僕は確信した。
僕なんかは、仕事柄、結婚式での「司会」を依頼される事もある。
そうすると、現場で、他の事務所カメラマンの仕事ぶりを拝見できる事も。
一人のカメラマンで仕事をする事務所もあれば、多くても、2人体勢だ。
でも、M-WAVE写真事務所は4人体勢。
4人でなきゃ、撮れない写真がある。
4人でなきゃ、悪天候に、雨に負けてしまう。
2メートルサイズのレフ版を屋根代わりに、それを男二人で支えて、
師匠がカメラを構えて、レンズを渡す助手が1名。そして僕は屋根係り。
そして、屋根係りの手が空けば、僕も夢中でシャッターをきる。
雨なんかに負けずに撮る。4人でなければ不可能な技。写真が残る。
それで出来上がった写真の全部は見ていないけれども、
僕の手元にある写真をいくつか。
もうさ、雨でも、新郎新婦が、笑顔が絶えない。
新婦の奈央さんは、新郎の顔を見た後、必ず、笑顔になる。
それが良かった!!!
いいんですよ、この笑顔が。
しっかりと、どんな時も新郎の腕に手を。
新婦のお父様も、お嬢様の写真を、ご自身のカメラに。
こういうとこって、2人体勢では逃してしまいやすい。
というより、撮ろうとも考えてない写真事務所が多いかも。
お母様も、携帯でお嬢様を。
こういうのが、カメラマンってウルウルっときてしまうんです。
チャーミングな奥様じゃないですか。
大切に育てられて、そして、これからも大切にされる女性であり続けるな!
と、こういう新婦の表情で、カメラマンは確信します。
だって、素敵な家族だということが、一目瞭然だった。
撮影は過酷な条件だったけど、
この家族にお付き合いして、撮影できた事が、カメラマンとして幸せだった。
そして、撮影後、お心付けまで頂いてしまい、
当日のカメラマンみんなで、お食事。
美味しい食事を頂いて、悪条件なのに、いい写真がいっぱいになったことを、
喜んでしまっていた。
加藤さん、窪寺さん、ご馳走様でした。
写真の良し悪しも、すべては、その時一緒に過ごした‘人‘にかかっているのかもしれない。
さて、この仕事、カメラマンの人数で値段が変わるわけではない。
人数が増えれば、事務所内でのコストは増加する。
でも、請けた仕事に、最善を追求するから4人ものカメラマンが集結して、
アルバム、そしてショットで完璧を求める写真事務所にいる。
そんな誇りがある師匠について、M-WAVE写真事務所に僕はいる。
それがまた、幸せでもある。
もし、これからプロに、二度とない写真を撮ってもらおうなんて考えている場合は、
カメラマンの人数も聞いてみてください。
同じ金額で、何人のカメラマンが狙うか。
そんな観点も大切です。