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2009/03/27

吹き返し

「時は誰にも等しく、同じ一秒と言う時間がある。

だけれど、その重さは、時によって違う。」

昨日の番組の冒頭部分のようになっているけれど、

僕はその一秒の秒針の動き、それ自体が好きだし、

その一秒を、生放送に携わっていると、体でも覚えている。

時計が好き。

P1060921

動かなくなってしまった・・・と、思われていた時計も、

マイスターの手にかかって、息を吹き返すこともある。

時計屋さん。

時計屋さんに足を運んだ経験はありますか?

最近、僕は好きな時計屋さんがある。

この前、もう20年近く使っている時計の電池交換、革ベルトの交換をしてもらった。

もう革ベルトはボロボロで、孔が広がってしまっていてね・・・。

そしたら、新しいベルトに、もともとのベルト止めの部分を、古い方から移植していただいて、

交換した形跡なく、まったくオリジナルの新品のベルトのようになって、僕の腕に戻ってきた。

僕はそんなことに大きく感動して、

この人なら!と、他の時計店で「動かない」と言われた時計を、一週間後、持ち込んだ。

P1060912

宇都宮は曲師町にある

つるの時計店。

歳はほとんど僕と同じくらいだろうか。

鶴野千治さんというマイスター。

すっごく温厚そうな雰囲気で、仕事が繊細で一流を感じる。

他の時計店で「新しいのを買ったほうがいいですよ、直りません」と断言された時計が、

たった一日で、そして1500円と言う費用で、立派に息を吹き返した。

預けた時に、

「最大限の努力をします」と言っていただいた。

それがもう嬉しかった。

時計屋さんだ。新しい時計も並んでいるのに、

それを薦めるのではなく、時を刻めるように、「直す」ことに真剣になってくれた。

それまでの時計が、より愛しくなって、大切に使いたくなった。

P1060925

この時計、1999年に細川俊之さんにプレゼントして頂いた時計だった。

あれから10年の時を超えて、またこの秒針は一秒一秒を刻み始めた。

僕は時計を買うことがあったら、このお店から買いたい。

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コメント

番組のオープニングで“止まってしまった時計”についてお話をされていましたよね。
近頃同じような内容を耳にしたばかりだったのでハッとさせられました。

新しい物を求めるのは簡単。でも、共に歩んできた愛用品が蘇る・・嬉しいことですね。

つるのさん、ずっとずっと以前から宇都宮にあるお店。
こちらで拝見できて、懐かしかったり嬉しく思いました。

それから・・・宇都宮の中心で生まれ育った私よりも、最近は、眞善さんが宮っ子に思えてなりません。

投稿: くれお | 2009/03/27 22:52

ほぅ

いいですね〜☆
とっても素晴らしい日記です!いつも癒されまくりです!
ありがとうございます!

投稿: みりぃ | 2009/03/27 22:43

自分の大切なものを、おなじように大切に思ってくれる人がいる。


時計と出会い、またそれを修理してくださる方と出会い、その前には時計をプレゼントしてくださった方とも…。

大切な人とのつながり、一生の宝物ですよね。

投稿: みどりん | 2009/03/27 21:17

大切なお店との出会い、よかったですね。一生の財産ですよね。素敵な時計たちが、これからも眞善さんと時を刻んでいけますように…☆

P.S.一秒を「体が覚えている」って…(◎o◎)すごいですね!職人さんみたいです。

投稿: ai | 2009/03/27 13:14

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