救急の変化
初めて行く場所での試験、しかも普段あまり見かけない単線の電車に乗って・・・。
以前、麹町消防署での講習とは違って、ほのぼのした空気。
駅前もほとんど何もなかった。そんな環境での試験も良かったかも。
それにしても、3年前から色々救急の現場も変化をしていることにビックリだった。
応急処置の方法は5年ごとに見直されていて、その時における最良の方法が世界基準になっている。
一般的に、人が倒れていて、普通の呼吸がなければ、マウスtoマウスでの人工呼吸、胸骨圧迫の心臓マッサージを・・・と思われるかもしれませんが、去年の12月25日からは、新たな応急手当にマニュ
アルが変更。
マウスtoマウスの人工呼吸は、蘇生用マウスピースというものを持っていない場合には、しないで欲しい!ということ。とにかく今は2次感染の危険性が高まっているので、胸骨圧迫心臓マッサージだけにして欲しい!!ってなことなんだ。
倒れてる人を見た場合は、まずは119の救急に連絡。
そして近くにお医者さんや救命技能士がいないか探して欲しい。医師や救命技能士がいない場合には、仰向けにして胸を押す、あの胸骨圧迫心臓マッサージを、ひたすら、し続けて欲しい。
その次にAED (自動体外式除細動機)を探してきてくれる人を指定して欲しい。
AEDが到着したら、心臓マッサージを中断して構わないから、とにかく電源を入れること。あとはAEDの音声指示に従って作業。
それだけで、倒れた人が助かる確率はグ~ンと高くなる。
それから、止血法も変化している。
以前は、止血帯法、つまり、出血位置からより心臓に使い部分をキツク強く締めて、動脈の血流を止めるというもの・・・が一般的だった。もう、それは辞めて欲しい。
今は違う。
とにかく出血してる部位を、ガーゼやタオルなどを当て、手で直接圧迫して、とにかく待つこと!好奇心から、傷口を確認したくなる場合もあるだろうが、それはせず、とにかく直接圧迫し続けること。そうでないと、(強く心臓に近い側を縛ったりすると)神経損傷や筋肉損傷を引き起こしてしまう場合が多いので、推奨されなくなっているのだ。
それからもう一つ、直接血液や吐しゃ物には、絶対に触れないこと。直接圧迫止血法を実践する場合でも、ビニール袋などで自分の手を覆ってからにして欲しいということ。
それから一番重要なことは、助けを必要としそうな人がいた場合、勇気を持って関わってほしい!ということ。
目の前で苦しんでいる人の野次馬になるのではなく、自分で率先して力になろうとして欲しくて、その上で、役割を野次馬に指示すること。
野次馬の中でも、指名された人は、意外にその作業に真摯に取り組んでくれるという。
誰かを指して、 「あなたは、119番に連絡お願いします」
「あなたは、AEDを探してきてください」
「あなたは医師か救命技能士がいないか探してください!」という3つを言えばいい。その後は心臓マッサージをひたすらし続ける。
それで命を救えることになるかもしれない。それ以上のことはしなくても構わないから、その一歩を踏み出して欲しい。
緊急時に行った善意からの行動は、もしその行為に過失があっても、その過失に責任は問われないことになってる。だから、ためらわずに勇気を持って実施して欲しいです。
心肺蘇生などの救命処置は法的な義務はないですが、それでも必要不可欠なもの。
勇気を持って傷病者の傍によって、「助ける」ための行動の初めの一歩を。
さて、僕はというと、今回の試験は100点満点中、満点で合格できた。実は不安な部分もあったけど・・・。本番では不安を覆う自信でなんとか。
帰り、色々と考えてしまった。僕自身、その場に直面したらどうなるだろう。一番は勇気だな。勇気をもって堂々と。帰りの空や街を見て、傍観者になるのだけはやめようと、この夕空に決心を与えられたかもしれない。
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