映画で見た未来
小さい頃から僕は映画が好きだった。土曜日の夜9時からの8チャンネル、それが特別な時間。ゴールデン洋画劇場。このテレビで映画を見るときだけが夜更かし解禁日。
日曜日の夜9時からの10チャンネル、日曜洋画劇場は次の日からの幼稚園があるから起きてちゃいけないので見させてもらえなかった。だから土曜日だけ、本当に特別な娯楽日という記憶。
当時、とにかく興奮した映画は「タワーリングインフェルノ」だった。それ以外は題名も知らないままとにかく楽しんで見ていた。
そんな題名も覚えてない映画の中で見た、未来の光景があった。ちょっと怖い映画だったのだけど、その映画の中で描かれている未来のひとコマ、一枚の写真のように僕の頭の中に残っている。
それが今の新橋、再現されているみたい。新橋は烏森口から汐留を眺めたとき、まさにそんな光景だ。古いビルが多いエリア、そこからガラス張りの超高層ビル群が眺められてしまう。映画の中では、例えれば汐留エリアがお金持ちエリアで、新橋エリアが貧乏エリア。そんなような話になっていたと思う。
でも、当然だけどこの場所で言えば貧富の差は関係ない。
僕はほとんど新橋で過ごすことが多い。仕事もそうだけど、汐留にご飯に行ったり、飲みに行ったりはないかな。新橋の方が好き。ここから汐留眺めてればいいのです。新橋なら夜でも500円で美味しいものでお腹一杯になります。汐留ではそれは難しいだろうなー。でも、
高級な新橋もあります。ニュー新橋ビルの
中の一階にある「珈琲倶楽部 信」。ここはお金が高いわけではありませんが、非常に高級な空気がそこにはあります。70歳以上であろう、蝶ネクタイを締めたジェントルで可愛らしいおじ様が 、非常に丁寧に時間をかけて、一杯の珈琲を入れてくださいます。一杯500円程度ですが、新橋では高級。とってもくつろげます。汐留でこの値段でこの高級感は味わえないだろうなー。すると値段と高級は比例しないことが新橋と汐留で比較できてしまいます。
僕は大正デモクラシー、あのあたりの雰囲気や1920年代のアメリカ、ヨーロッパの雰囲気が大好きなのだけど、この珈琲を味わっている間は、昭和初期の似たような空気が流れているので、その雰囲気も味わえます。今度、珈琲倶楽部 信の写真も残そうっと。
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